2019年5月1日から平成から令和に元号が変わりました。
平成31年は4ヶ月間しかありません。
平成31年に発行された硬貨はかなりレアなのでは?
そう思った方も多いのではないでしょうか?
実は、平成31年硬貨セットというものがあることがわかりました。
今回は、平成31年硬貨セットの購入方法やどれぐらいの価値があるのか等について、解説します。
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平成31年硬貨セットの購入方法は?どこで販売してる?

平成31年硬貨セットは、造幣局が発行しています。
正確には「平成31年銘ミントセット」と言います。
平成31年の一円玉~五百円玉の6種類の通常貨幣と今年の干支の亥にちなんで猪と「己亥(つちのとい)」の文字をデザインした丹銅製年銘板(製造年入りのメダル)1枚をケースに収納したセットになります。
このミントセットは2019年1月10日から通信販売受付を開始しており、2019年3月29日で終了しています。
オンラインでは締め切られたものの、造幣局民都ショップでは1日当たりの販売数に制限を設け、1人当たり1セット限定で販売されておりましたが、こちらも既に販売が終了されております。
販売価格は消費税・送料込みで2,000円で販売されました。
通常貨幣一円玉~五百円玉のお金を合わせると、666円です。
これに干支の亥にちなんでデザインされたメダルが入ったセットです。
入手した方がTwitterに写真付きでアップされていますね!
https://twitter.com/BumpGreenrice/status/1123233150807576577
また、平成31年硬貨セットは、ミントセット以外にも特殊加工が施された「プルーフセット」というものもあります。
プルーフセットは、申し込みが殺到し、抽選販売が決まりました。
既に、こちらも抽選は終了しており、当選者には払込用紙が送付されるということです。
プルーフセットの販売価格は7,560円と高め。
しかし、こちらは特製の革ケースに収納されており、非常に豪華なセットとなっております。
https://twitter.com/frosuki/status/1123112784068108290
加工がされていてピッカピカで出回っているものと違ってきれいですね!
平成31年の1円/5円/10円/50円/100円/500円硬貨の価値や発行枚数はどれぐらい?
2019年5月3日現在、ミントセットの方は手元にある方はいるはずですが、まだプルーフセットの方はまだ手元にある方はいません。
実は、「平成31年銘ミントセット」の方は既に、購入された方が転売して高値が付いております。
【平成最後】 平成31年(2019年)通常貨幣セット 【平成31年ミントセット】
楽天では、なんと13,000円で販売されています。
造幣局で販売した価格は2,000円なので6.5倍の値が付いているということです。
すごいですね・・・!
今年は平成→令和に元号が変わった年なので特に人気が出たはずです。
誰が見てもプレミアが付くことは予測がつきますから、転売目的で購入された方も結構いるでしょうね。
ここまで、ミントセット・プルーフセットの話をしてきましたが、そのような記念のセットではなくて、通常出回る平成31年の各硬貨はどれぐらいの価値があるものなんでしょうか?
2019年は平成が4ヶ月しかないので、発行枚数も少ないはずですよね?
平成31年の硬貨製造計画はこのようになっております。
硬貨 | 枚数 |
---|---|
五百円 | 207,000枚 |
百円 | 373,688枚 |
五十円 | 82,000枚 |
十円 | 275,000枚 |
一円 | 1,000枚 |
これが多いのか少ないのかの判断は基準がないと難しいですので、過去2年の製造枚数と比較して見ましょう。
硬貨 | 平成29年 | 平成30年 | 平成31年 |
---|---|---|---|
五百円 | 420,000 | 239,000 | 207,000 |
百円 | 544,000 | 544,896 | 373,688 |
五十円 | 28,000 | 36,000 | 82,000 |
十円 | 125,000 | 290,000 | 275,000 |
五円 | 33,000 | 12,000 | 56,000 |
一円 | 480 | 448 | 1,000 |
このように比較すると、平成31年は例年に比べて百円玉の発行枚数が少ないですね!
また、平成31年は「平成31年1月~4月」と「令和元年5月~12月」があります。
均等に発行されたとすれば、上の表の3分の1が「平成」ということになりますが、実際は均等に発行されるわけではないようです。
なぜなら、年号が切り替わった最初の一週間で年間に発行する枚数の何割かが発行されるからです。
推測にはなりますが、本来のお金として使う価値と比較すると、百円玉は平成31年は発行枚数が3分の2ぐらいに少なくなっていますから、百円玉が価値が高そうです。
また、一円玉は例年よりも発行枚数は多いですが、そもそも発行される枚数自体は少ないですので貴重と言えそうです。
昭和64年硬貨の価値はどれぐらい?

同じく昭和→平成に変わったときはどうだったのか見てみましょう。
元号が「平成」になったのは1989年1月8日からです。
つまり昭和64年はたったの7日間しかなかったということです。
このときは、昭和64年の硬貨は発行されていますが、平成元年3月までの分が「昭和64年」で発行されているのだそうです。
ですから、昭和64年は7日間しかなかったから昭和64年の硬貨は超レア!というわけではないみたいですね!
まとめ
- 平成31年銘ミントセットは2,000円、プルーフセットは7,560円で販売されたが、既に販売は終了している。
- ネット上では既に転売されており、価格は造幣局で販売した価格の数倍になっている。
- 毎年硬貨の製造枚数は計画で決定されているが、平成31年は百円玉が少なく、本来のお金として使う価値と比較すると、百円玉が最も価値が高くなるか?
- 昭和64年は7日間しかなかったが、硬貨は平成元年3月までの分が「昭和64年」で発行されているため、そこまで貴重とは言えない。
いかがでしたか?
何かを買ったりするためにお金を使うのであれば、価値は変わりませんが、今年は平成と令和が混在しているので、財布の中をチェックしたくなりますよね!
キャッシュレスを政府で推し進めていますから今後は発行枚数が少なっていくんでしょうかね?
そうなると、元号の切り替わりによってさらにプレミアがつく硬貨が出てきそうな気がします。