岩手県立大船渡高校の佐々木朗希投手がついに160キロを投げたことが話題になっています。
日本の宝とも言える佐々木朗希投手ですが、そんな選手を持つチームの監督も大変でしょうね。
今回は、國保陽平監督の経歴や出身高校・大学等、気になることをまとめました。
國保陽平監督(大船渡高校)の経歴や出身高校・大学は?元プロ選手?
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全国 #高校野球 選手権 #岩手 大会は22日、#佐々木朗希 選手を擁する #大船渡 が、久慈を延長十一回、6-4で破りました。佐々木選手は出場しませんでした。準決勝は24日の予定。写真は十一回表に勝ち越して喜ぶ大船渡の佐々木選手(左)と国保陽平監督です。(江) pic.twitter.com/OMk884Z2Qo— 朝日新聞 映像報道部 (@asahi_photo) July 22, 2019
名前 | 國保洋平(こくぼ ようへい) |
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出身地 | 岩手県盛岡市 |
出身校 | 岩手県立盛岡第一高等学校 筑波大学体育専門学群 |
生年月日 | 1987年3月4日 |
身長 | 182cm |
体重 | 90kg |
経歴 | Tsukuba Club(2008-2010) ティフアナ・シマロンズ(2010) |
大船渡高校の國保陽平監督は、盛岡第一高等学校出身で筑波大学を出ています。
盛岡第一高等学校は岩手県で最も頭のいい高校で、東大にも10人前後毎年進学している高校です。
高校卒業後は筑波大学に進学しました。
大学卒業後は、社会人クラブチーム「Tsukuba Club」を経て、2010年にアリゾナサマーリーグに参加。
同年、アメリカ独立リーグのゴールデンベースボールリーグに所属するティフアナ・シマロンズと契約し、25試合で打率.254(59打数15安打)、2本塁打、7打点の成績を残しました。
そして、同年限りで退団しています。
帰国後は体育教師として岩手県立花巻農業高校に赴任し、野球部の監督となりました。
2017年4月から岩手県立大船渡高校に異動し、野球部監督に就任しました。
國保陽平監督が大船渡高校に異動したタイミングで佐々木朗希投手も入学してきたということですね!
大船渡高校が21世紀枠に推薦されなかった理由は國保陽平監督?

2018年の秋の県大会で大船渡高校はベスト4に入りました。
大船渡高校は公立高校ですし、佐々木朗希投手も注目されていましたから、当然21世紀枠に推薦されるものと思っていた方も多いはずです。
しかし、岩手県高野連が選んだのはベスト8だった千厩高校。
これにより、何か不祥事でもあったのではないか?という憶測が飛び交いました。
これについて、岩手県高野連の南館秀昭会長は、大船渡に21世紀枠の権利があったことを認めた上で、このように語りました。
(國保陽平監督に)高校生を指導する資格があるのか?という問い合わせが、大船渡から2018年の県大会後に届いたのです。
先程も紹介した通り、國保陽平監督は、アメリカ独立リーグに挑戦し、退団後、花巻農業高校の野球部監督を経て、大船渡高校の野球部監督を務めています。
この経歴が、元プロ選手によるアマチュアへの指導を禁じるプロアマ規定に抵触しているのでは?という話があったのだそうです。
しかし、國保監督は、アメリカ独立リーグで報酬を得ていなかったため、高校生に指導することは問題ないという結論がでました。
ただ、高野連の中にはグレーだと言う声もあり、色んな意見を忖度した結果、千厩高校を選出するに至ったということです。
國保陽平監督の采配に対する批判も!

大船渡高校は春季県大会では1回戦で釜石高校と対戦し、4-5で延長10回サヨナラで敗退していました。
実はこの試合、佐々木朗希投手は登板していませんでした。
佐々木朗希投手を登板させず、初戦敗退となってしまったことを受け、國保陽平監督の采配に対して批判もあったようです。
そして、今回の第101回全国高校野球選手権大会岩手県大会では、ベスト8入りを決めた盛岡四高戦では、9回に追いつかれ、延長12回、自らのホームランで勝ち越し、抑えて勝利しました。
この試合、佐々木朗希投手は先発で、延長12回まで1人で投げ切り、球数はなんと194球。
今度は酷使しすぎと批判も浴びました。
そして、これだけ投げさせて、次の日の試合も佐々木朗希投手に投げさせるのか、注目が集まっていました。
結果は、佐々木朗希投手は先発どころか、野手としても出場しませんでした。
この日は佐々木朗希投手に完全に休んでもらったようですね。
一打サヨナラの場面でも佐々木君をブルペンにすら行かせなかった大船渡の国保監督。単純に控え投手の大和田君と和田君に対する信頼も大きいんだろう。どっちにしろ我慢して佐々木君を完全温存できた。甲子園まで残り二戦。監督としてはシナリオ通りに来てるんじゃないか。 pic.twitter.com/IdSJOzOlCu
— F (@_F_8_9_) July 22, 2019
なんとか久慈高校に6-4で競り勝ち、あと2試合を勝てば甲子園出場となります!
あと2試合は佐々木朗希投手の先発となるんでしょうかね?
天候にもよりますが、現在の予定では23日は休みで、24日準決勝、25日決勝です。
21日の盛岡四高戦は酷使しすぎという声もありますが、私は以下のツイートと同意見です。
佐々木朗希は
地元の仲間たちと
甲子園に行きたくて
大船渡を選んだ仲間たちと甲子園に
行きたいという思いがあるのに
投げさせるな!酷使だ!
逸材を壊す気か!
って外野が騒ぐのはおかしい盛岡第四戦は佐々木以外なら
厳しかったと思う
國保監督を責める事はできない素直に応援してあげようよ
— shu-k-1 (@shu_ki_chi_) July 21, 2019
強豪の私立高校からの誘いも断り、地元の仲間と甲子園に行きたくて大船渡高校を選んだわけですからね。
将来を考えたら大谷選手のときのように甲子園に出場せず負けた方が良いなんて声も多いです。
昨日は佐々木朗希投手が投げ切り、打っては勝ち越しホームランで勝てたわけです。
私が監督であれば、佐々木朗希選手を投打で使ってしまうと思います。
私は國保陽平監督はきちんと考えて起用していると思いますよ。
昨日160キロ出して、ホームランも打っちゃいましたし、普通出したくてしょうがないですよ。
國保陽平監督は、「佐々木朗希が投げなくても勝てるチームにしたい。」と言っていて、まさに今日の試合がそうでしたね!
次の試合も期待したいです。
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まとめ
- 大船渡高校野球部の國保陽平監督は、盛岡第一高校・筑波大学出身で、アメリカ独立リーグのティフアナ・シマロンズに所属していたことがある。
- 2018年の秋の県大会で大船渡高校はベスト4に入ったが、公立で佐々木朗希投手も注目されていたにも拘らず、21世紀枠に推薦されなかったのは、國保陽平監督がプロアマ規定に抵触しているのでは?という話があったから。
- 大船渡高校は春季県大会では1回戦で釜石高校と対戦し、佐々木朗希投手を温存し、初戦敗退し、批判を浴びた。また、夏の県大会でベスト8入りを決めた盛岡四高戦では、1人で延長12回まで投げ抜き194球投げさせたことで酷使しすぎと批判を浴びた。
いかがでしたか?
調べてみると、岩手県はしばらくずっと私立の高校しか甲子園に出場しておらず、前回公立が出場したのは盛岡四高で1994年のことでした。
25年も前のことです。
昨年は秋田の金足農業が話題となり、こちらも公立高校でした。
今回は大船渡高校に頑張ってほしいなぁ。
甲子園でも観たいです!