MFクラウド確定申告(マネーフォワードクラウド確定申告)の有料プランは値上げされてしまいましたが、それでも現在月額1,280円から利用することができます。
MFクラウド確定申告は有料プラン以外にもフリープラン(無料)があります。
有料プランと無料プランとは何が違うか理解していますか?
今回は、MFクラウド確定申告の新旧料金プラン、フリープラン(無料)でどこまで使えるのかについて、解説します。
- MFクラウド確定申告の新旧料金プランの違い
- MFクラウド確定申告の有料プランと無料プランの違い
- MFクラウド確定申告と他社のクラウド会計ソフトの比較
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MFクラウド確定申告の料金が値上げ?旧プランと比較!違いは?

私は大手三社のクラウド会計ソフトを試用してみて、自分に合っているのはMFクラウド確定申告(マネーフォワードクラウド確定申告)と感じましたので、MFクラウド確定申告を現在も利用しています。
実は、MFクラウド確定申告の有料プランは料金が2019年5月に改定され、値上がりしてしまいました。
また、MFクラウドには、MFクラウド確定申告とMFクラウド会計の2種類あることをご存知でしょうか?
MFクラウド確定申告 | 個人事業主向け |
---|---|
MFクラウド会計 | 法人向け |
大きな違いはありませんが、個人事業主向けか法人向けかの違いがあります。
それではMFクラウド確定申告とMFクラウド会計のプランについて解説していきます。
MFクラウド確定申告の料金プラン
MFクラウド確定申告の中でもプランが以下のように分かれています。
プラン名 | 月額 | 年額 | 年額(1ヶ月あたり) |
---|---|---|---|
パーソナルライト | 1,280円 | 11,760円 | 980円 |
パーソナル | 2,480円 | 23,760円 | 1,980円 |
パーソナルプラス | – | 35,760円 | 2,980円 |
パーソナルライト
パーソナルライトプランは月額1,280円で利用することができます。
年払いだと1ヶ月あたりの料金が980円となり、お得です。
パーソナルライトプランでは、確定申告関連の書類作成や出力ができるのは当然ですが、請求書作成や経費精算、給与計算等の機能も利用することができます。
パーソナル
パーソナルプランは月額2,480円で利用することができます。
こちらも年払いだと1ヶ月あたり1,980円となり、お得です。
パーソナルライトプランの約2倍の料金ですが、こちらのプランでは請求書関係のメールや郵送が一括操作で来たり、夕総費用がすこし安くなったり、郵送代行が使えるようになったり、請求書を郵送することが多い方には役立つ機能が含まれています。
多くの方はパーソナルライトプランで十分かもしれません。
パーソナルプラス
パーソナルプラスプランは、月払いはなく、年払いのみとなっており、1ヶ月あたりの料金は2,980円です。
パーソナルプラスプランは、パーソナルプランに電話サポートがプラスされたプランとなっています。
パーソナルライトプランとパーソナルプランでは、電話サポートはなく、メールやチャットでの相談のみのサポート体制となっています。
使い方等に不安のある方はこちらのプランを選択するのが良いでしょう。
フリープラン(無料)
上記以外に、フリープラン(無料)があります。
これはMFクラウドに登録するだけですぐに使い始めることができますが、仕訳数が年間50件までしか登録できない、作成した書類を印刷できない等の制限があります。
この他は有料のパーソナルライトプランと同様のことができます。
年間50件までだと月に5件も登録できませんので、ほとんどの方には不足すると思います。
お試し用のプランと言えるでしょう。
MFクラウド会計の料金プラン
MFクラウド会計は、以下のようにプランが分かれています。
プラン名 | 月額 | 年額 | 年額(1ヶ月あたり) |
---|---|---|---|
スモールビジネス | 3,980円 | 35,760円 | 2,980円 |
ビジネス | 5,980円 | 59,760円 | 4,980円 |
スモールビジネス
スモールビジネスプランは従業員10名未満の小規模の会社の会計向けのプランです。
MFクラウド会計のスモールビジネスプランは、個人事業主向けのMFクラウド確定申告のパーソナルライトプランと同様の内容で、MFクラウド会計の一般的な機能に加え、請求書作成、経費精算、給与計算が利用できます。
ビジネス
ビジネスプランは従業員が多い会社の会計向けのプランです。
MFクラウド会計のビジネスプランは、個人事業主向けのMFクラウド確定申告のパーソナルプランと同様の内容で、MFクラウド会計の一般的な機能+請求書作成、経費精算、給与計算に加え、MFクラウド請求書の機能が増えます。
請求書関係のメールや郵送の一括操作、郵送費用が若干安くなったり、郵送代行が使えるようになったり、請求書を多く送る方にはおすすめの機能が追加されます。
フリープラン(無料)
MFクラウド会計にもフリープラン(無料)があり、登録するだけで利用できますが、こちらもMFクラウド確定申告と同様、仕訳数が年間50件までしか登録できない、作成した書類を印刷できない等の制限があります。
MFクラウド確定申告とMFクラウド会計は名前は違えど、基本的に以下のような感じで対応しています。
MFクラウド確定申告 | MFクラウド会計 |
---|---|
パーソナルライト | スモールビジネス |
パーソナル | ビジネス |
パーソナルプラス | – |
フリー | フリー |
MFクラウド確定申告・MFクラウド会計の新旧プランの料金と機能比較
MFクラウド確定申告とMFクラウド会計は2019年5月に料金が改定され、以下のような料金と機能になっています。
サービス名 | 旧料金 | 新料金 |
---|---|---|
クラウド確定申告 | 月額800円~ | 月額1,280円~ |
クラウド会計 | 月額1,980円~ | 月額3,980円~ |
クラウド請求書 | 無料/月額500円~ | ※上記に含まれる |
クラウド経費 | 月額300円 | ※上記に含まれる |
クラウド給与 | 月額2,500円 | ※上記に含まれる |
クラウドマイナンバー | 月額980円 | ※上記に含まれる |
旧プランでは請求書作成・経費精算・給与計算・マイナンバーの機能は使うことができませんでしたので、それぞれ別で登録する必要がありました。
これは新しい料金プランになって得する人と損する人が出てくると思います。
確定申告関連の書類作成や出力のみで十分な人にとっては請求書作成や経費精算、給与計算等の機能は不要なわけです。
こういう人は損ですね。
逆に、これまで確定申告関連の書類作成や出力以外にも請求書作成や経費精算、給与計算等の機能も使っていた人であれば、得となります。
MFクラウド確定申告はフリープラン(無料)でも使える?

上で解説したように、フリープラン(無料)では、仕訳登録できる件数が年間50件までとかなり少ないです。
普通の人であれば、年間50件はまず間違いなく超えてくるので、ほとんどの人は有料登録しなければいけないことになります。
もしあなたが、月に3~4件程度しか登録しないというのであれば、無料で使うことはできます。
フリープランはMFクラウドってどんな感じなのかな?と試用するために用意されているプランと言えます。
まずはどんな感じか利用したい方は、お試ししてみましょう。
MFクラウド確定申告の有料プランとフリープラン(無料)の違いは?

MFクラウド確定申告の有料プランの内容は、フリープラン(無料)と比較して、以下のような違いがあります。
- 年間仕訳数50件以上登録できる
- チャットサポート無制限
- 電話サポート無制限(※パーソナルプラス)
- 確定申告関係の書類作成や出力ができる
フリープランは、まずはどんな感じで操作できるのか試用するためのプランと言えます。
MFクラウド確定申告と他社(freee・やよい)を比較!

個人事業主であれば、自分で確定申告しますから、自分で記帳する必要があります。
クラウド会計ソフトを導入している人はかなり多いと思います。
しかし、クラウド会計ソフトは複数あり、どれにしたらよいのか分からないと思います。
そういう場合は、どれが自分に合っているのか無料で試用してみることをおすすめします。
どのクラウド会計ソフトも本格的に使うとなると有料登録が必要ですが、MFクラウド確定申告以外の大手2社の機能もチェックしてみましょう。
会計freee
会計freeeの個人事業の経理・申告向けプランの料金は以下の通りです。
各プラン30日間無料でお試しできます。
また、お試し期間内であれば、各プランを切り替えてお試しすることもできます。
サービス | スターター | スタンダード | プレミアム |
---|---|---|---|
料金 | 980円/月(税抜) 9,800円/年(税抜) |
1,980円/月(税抜) 19,800円/年(税抜) |
39,800円(税抜) |
確定申告 | ○ | ○ | ○ |
消費税申告 | × | ○ | ○ |
日々の経理効率化 | △ | ○ | ○ |
経営レポート閲覧 | △ | ○ | ○ |
経費精算 | × | × | ○ |
月額980円~と、MFクラウド確定申告よりも料金は少し安いです。
会計freeeでも1つのアカウントでそれぞれのサービスを使うことができます。
MFクラウド確定申告は簿記の知識が少しは必要ですが、全く知識がないし、今後も覚えるつもりがないという方であれば、会計freeeを選択するのがよいのではないか?と思います。
やよいクラウド
やよいクラウドは青色申告向けのプランと白色申告向けのプランが用意されています。
申告方法 | プラン | 料金 | 機能 |
---|---|---|---|
青色申告 | セルフプラン | 8,000円/年 ※初年度無料 |
基本機能 確定申告 |
ベーシックプラン | 12,000円/年 ※初年度6,000円 |
基本機能 確定申告 サポート |
|
無料体験版 | 無料 | 基本機能 期間限定 |
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白色申告 | フリープラン | 無料 | 基本機能 確定申告 |
ベーシックプラン | 8,000円/年 ※初年度4,000円 |
基本機能 確定申告 サポート |
やよいクラウドは白色申告で、サポートなしでいい場合、フリープラン(無料)で済ますことができるのがメリットですね!
青色申告にも無料体験版のプランがありますが、これはあくまで試用できるというだけで期間限定です。
本格的に使うとなると、有料登録が必要となります。
まとめ
- MFクラウド確定申告とMFクラウド会計は、個人事業主向けか法人向けかの違い。
- MFクラウド確定申告・MFクラウド会計は料金が2019年5月に改定され、基本機能の他に請求書作成や経費精算、給与計算等の機能も含みでのプランとなった。
- MFクラウド確定申告は月額1,280円~、MFクラウド会計は月額3,980円~。
- MFクラウド確定申告はフリープラン(無料)があるが、年間50件までの仕訳登録、作成した書類を出力できないという制限がある。本格的に使うとなると有料登録が必要。
いかがでしたか?
私はどれも試用してみた上で、MFクラウド確定申告を利用しています。
残念ながら料金が値上げされてしまったのですが、これまでに登録していたデータもありますので、これから他のクラウド会計に移行するのも面倒ですのでこのまま利用し続けます。
当記事があなたのクラウド会計ソフトの選択の助けになったら幸いです。