仮想通貨はハードウェアウォレットで自分の管理下に置いておくのが最も安全ですので、ハードウェアウォレットを利用している方も多いはずです。
実は、リップルはウォレットで保管している20XRPの送金ができないということをご存知でしょうか?
おそらく当記事にたどり着いた方の中には、ウォレットにあるXRPを全部出金しようとしたけどできない!ということで、検索した人も多いのではないでしょうか?
今回は、リップルがウォレットから20XRP送金できない理由について、解説します。
コンテンツ
リップルはウォレットから20XRP送金できない?理由はアクティベート?

リップルのアドレス(公開キー)は、ウォレットでは表示されますが、ウォレットに20XRP以上送金しないとブロックチェーン上では確認できません。
20XRPはアドレスを有効化するための手数料のようなものです。
20XRPはウォレット内に残しておかなければならないというルールがあります。
2019年7月16日現在、XRPは34円ですので、20XRPとなると680円です。
アクティベートにそんなに取られるのか!?とお思いかもしれませんが、これはリップルの仕様ですので仕方のないことです。
どのウォレットであっても同じことです。
ですから、例えば、1,000XRPウォレットに入っているとすると、980XRPしか出金できません。
じゃあ、取引所のアドレスはどうなんだ?という疑問をお持ちの方もいるかと思います。
ほとんどの取引所では受け付けるアドレスは一緒ですが、宛先タグが個々で違います。
宛先タグで振り分けているんですね。
仮に、宛先タグなしで全員違うアドレスであれば、1つのアドレス毎にアクティベートするために20XRP用意しなければなりません。
取引所に送金する際は、宛先タグを忘れないようにしてください。
宛先タグを忘れると、入金できません。
複数のリップルのウォレットに保管するとウォレット1つ毎に20XRP必要!

複数のリップルのウォレットに分散して保管する場合、それぞれのウォレットで20XRP必要となります。
2019年7月16日現在XRPは約34円で680円です。
2つのウォレットに分けて保管する場合、それぞれのウォレットに680円ずつかかります。
ですので、リップルに関しては、1つのハードウェアウォレットに保管するのがいいのではないでしょうか?
仮に1XRP=500円まで価格が上がったとすれば、1ウォレットにつき10,000円も必要になってしまいますからね。
おすすめのハードウェアウォレットは?

日本では、2018年にCoincheck、Zaif、2019年にBITPointでハッキング被害に遭いました。
取引所に仮想通貨を置きっぱなしにしておくのは危険です。
「ハッキングされても取引所が補償してくれるじゃん!」と思っていてはいけません。
資金がロックされ、別の案件に投資したかったり、利確のタイミングを失う可能性があります。
もしあなたがまだハードウェアウォレットすら持っていないというのであれば、1つ持っておくことをおすすめします。
一番売れているハードウェアウォレットはレジャーナノSですが、こちらはパソコンと接続しないと使うことができません。
パソコンを持ち歩くとなると非常に重いですし、ハードウェアウォレットも常にカバンに入れて持ち歩くようなことはしたくありませんよね?
そこでおすすめなのがクールウォレットSです。
クールウォレットSは、パソコンが不要で、スマホとBluetooth接続することで送金することができます。
クレジットカードのような見た目で、財布に入れて持ち歩くことができ、携帯性に優れています。
対応通貨もBTC/ETH/XRP/USDT等のメジャー通貨の他、ERC20トークンも保管できますので、ICO等で購入したトークンも保管することができます。
もしクールウォレットSが気になるのであれば、こちらの記事も読んでみてくださいね!

まとめ
- リップルは20XRPをウォレット内に残しておかなければいけないというルールがある。20XRPはアドレスを有効化するための手数料のようなもの。
- 複数のリップルのウォレットに分散して保管する場合、それぞれのウォレットで20XRP必要となる。
- おすすめのハードウェアウォレットは携帯性に優れており、パソコン不要で使えるクールウォレットS。
いかがでしたか?
仮想通貨を始めたばかりの方は疑問に思っていることではありませんでしたか?
実は私も最初ウォレットに入っているリップルを全額送金しようと思ったらできなくて、何でだよ!と思って調べた記憶があります。
レジャーナノSとクールウォレットSを持っていますが、いずれのウォレットにも20XRP残っています(笑)
もったいないですので、一つのウォレットに保管しましょうね!