リップルホルダーの方はわかっていると思いますが、リップル(XRP)には宛先タグというものがありますよね。
送金先を指定するときに、アドレスの他に宛先タグを指定します。
リップルの宛先タグとは何なのかご存知でしょうか?
今回は、リップルの宛先タグとは何か、タグを忘れたり間違えた場合どうなるのか等について、解説します。
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リップル(XRP)の宛先タグとは?

リップル(XRP)を送金する場合、アドレスと宛先タグも指定します。
宛先タグとは、預入・送付されたXRPがあなたのXRPであると識別するための数字です。
イメージ的には「マンションの部屋番号」のような感じです。
アドレス:マンションの住所
宛先タグ:部屋番号
マンションに手紙を送っても、どの部屋に宛てた手紙なのか分からないと配達できませんよね。
そういうことです。
何となくイメージが沸いたのではないでしょうか?
リップル(XRP)の宛先タグは取引所では必要でウォレットでは不要?

リップル(XRP)は、ほとんどの取引所でアドレスが同じで宛先タグが全員異なります。
これは取引所のユーザーが全員同じマンションに住んでいて、部屋番号が違うと言えばイメージしやすいかと思います。
一方、レジャーナノSやクールウォレットSのウォレット等には宛先タグなしで送金できます。
取引所はマンション、ウォレットは一軒家と覚えておきましょう。
リップル(XRP)の宛先タグを間違えたらどうなる?送金失敗?

リップル(XRP)はアドレスと宛先タグを指定して送金しますが、宛先タグを入力し忘れて送金してしまったらどうなるのでしょうか?
XRPは取引所によっては宛先タグを忘れた場合、なくなる可能性があります。
各取引所の説明では、必ず以下のように注意書きがあるはずです。
Coincheck
「宛先タグ」の未入力や異なる「宛先タグ」を入力した場合、残高への反映や仮想通貨の返還は致しかねますのでご注意ください。
Bitbank
bitbank.ccに預入れ頂く際に宛先タグを指定せず送金した場合、送金元にてエラーとなり送金できない仕様となっております。
GMOコイン
宛先タグ(Destination Tag)を未記入で預入・送付された場合、永久に取り戻せなくなることがございます。
また取り戻せる場合でも、反映までに1週間~2週間かかってしまうことがございますので、ご注意ください。
取引所への送金で宛先タグ未入力には十分気を付けてください。
リップル(XRP)に宛先タグがある理由は?

リップル(XRP)にはなぜ宛先タグがあるのでしょうか?
実は、リップルの仕様では20XRPがアドレスを有効化するために必要です。
ウォレット内に20XRP残しておかなければいけないというルールがあるのです。
もし、取引所が宛先タグなしで、全員別々のアドレスとなる場合は、各アドレスで20XRP必要になってしまいます。
20XRPとなると、2019年7月23日現在のレートで、約700円です。
これがユーザー数分かかったら結構な額ですよね。
ですので、取引所等では宛先タグが必要になるのです。
ウォレットでは宛先タグが必要ありませんが、20XRPは常に入っていないといけませんので、20XRPは送金ができません。
レジャーナノSやクールウォレットS等のハードウェアウォレットをお使いの方で、20XRPが送金できない!と思った方もいると思いますが、それはリップルの仕様上仕方のないことです。

リップル(XRP)の保管におすすめなハードウェアウォレットは?

2018年は日本ではCoincheck、Zaif、2019年はBitPointでハッキング事件が起きました。
そのため、取引所に仮想通貨を放置しておくのは非常に危険だと思った方も多いはずです。
ですので、リップル(XRP)に限ったことではありませんが、自分の手元で管理するのが一番安全です。
やはり仮想通貨はハードウェアウォレットで保管するのが最も安全と言えるでしょう。
現在、ハードウェアウォレットはたくさん出ていますが、最もメジャーなものだとレジャーナノSでしょう。
これを1つ持っておけば間違いないです。
しかし、レジャーナノSはパソコンと接続しなければ使うことができません。
パソコンを持ち歩くとなると非常に重いですし、ハードウェアウォレットも常にカバンに入れて持ち歩くようなことはしたくないですよね。
そこでおすすめなのがクールウォレットSです。
クールウォレットSは、パソコン不要で、スマホとBluetooth接続することで送金することができます。
特徴的なのが本体の携帯性の良さです。
クレジットカードのような見た目で、財布に入れて持ち歩くことができます。
リップルを含むメジャー通貨はもちろん、ERC20トークンも保管できます。
これ1つあれば、ほとんどの方は間に合うのではないでしょうか?
よろしければ、こちらの記事を読んでみてください。

まとめ
- リップル(XRP)を送金する場合、アドレスと宛先タグが必要となる。
- 宛先タグとは、預入・送付されたXRPがあなたのXRPであると識別するための数字で、イメージ的には「マンションの部屋番号」のようなもの。
- リップル(XRP)は、ほとんどの取引所でアドレスが同じで宛先タグが全員異なる。
- リップル(XRP)の宛先タグを間違えたり、必要なのに未入力で送ったりすると、取り戻せなくなる可能性がある。
- リップル(XRP)は20XRPがアドレスを有効化するために必要のため、ハードウェアウォレットでは20XRPは必ず残しておく必要がある。
いかがでしたか?
仮想通貨を始めたばかりの方だと、タグって何?という状態だと思います。
私もそうでした(笑)
最近では取引所から送金するときは、宛先タグを忘れにくくするようなUIになっているところが多いですが、宛先タグ忘れや間違いには気を付けたいですね。
大事な資産をうっかり失わないようにしましょう。